報告日:2017年1月20日
ここ最近「終活(しゅうかつ)」と言う言葉をよく耳にします。
調べてみると「就活」のもじり。「終末活動」の略…人生の終末を迎えるにあたり、延命治療や介護、葬儀、相続などについての希望をまとめ、準備を整えることと書いてありました。
簡単に言うと「人生の終わりをより良いものとするため、事前に準備を行うこと」です。私の経営する会社は財務・税に関する事業も展開しており、税理士の先生方や司法書士の先生方にも加わって頂き会社にして11年目を向かえています。ここ数年では「相続」に関する相談が多く、事前の対策や納税に関してアドバイスをして参りました。
終活の起源と流行・<ウィキペディアより引用>
終活と言う言葉の主な事柄としては生前のうちに自身のための葬儀や墓などの準備や、残された者に迷惑がかからぬよう生前整理、残された者が自身の財産の相続を円滑に進められるための計画を立てておくことなどが挙げられる。これは週刊誌『週刊朝日』から生み出された言葉とされており、同誌元副編集長の佐々木広人氏が生みの親とされる。
2009年(平成21年)に終活に関する連載が行われた時期以降から「終活本」などと呼ばれるこれに関する書籍が幾つも出版されるなどといった風潮とともに、世間へこの言葉が広まってきており、2010年の新語・流行語大賞にもノミネートされ、2012年の新語・流行語大賞でトップテンに選出された。
2012年には北海道に初の終活専門団体 エンディング総合支援サポートの会が発足され平成27年9月には一般社団法人 終活ジャパン協会として法人化された。 2013年には、産経新聞出版より日本初の終活専門誌終活読本 ソナエが発売され、以降2014年にはもしもカレンダーをはじめとして、より気軽に終活に取組むプチ終活といった広がりを見せている。
文藝春秋、中央公論をはじめ、その他週刊東洋経済など各種月刊誌、週刊誌、に終活の特集が組まれ、終活は社会の大きな潮流となっている。
終活にかかわる行為
準備:エンディングノートや遺言。どのように葬儀などを執り行うか、また財産分与などの方法を事前に親族に伝えておく。意思表示ができないような障害を負うと手遅れになる。認知症の症状が出る前に意思表示をしておく必要がある。
生前整理:生きて動ける間に行う、身の回りの物品の整理と社会的な関係の整理。難しいことではあるが、欲と役を捨てることが必要となる。
以上のように書かれていました。
超高齢化を向かえる社会・また障がい者を持つ方々・身寄りのない認知症高齢者、判断能力が十分でない方々の為に、国では平成12年から成年後見制度と言う制度が作られました。実施から16年が経過しているにもかかわらず、実は全国的に利用が進んでいない状況であると感じています。
私もこの仕事につき相談も多くなり、より「肌」で感じている所でも有ります。
豊田市では平成29年7月に成年後見制度の普及と利用支援を目的とした成年後見支援センターの設置に向けた検討を進め、運営開始を予定する事となりました。
しかし…認知され市民に分かりやすく利用されなくてはせっかくの施策も台無しとなってしまいます。
今後の私の政治活動の大きなテーマとして取り組み、市民の皆様へも理解を求めて参りたいと考えています。
以前より「終活」に関しては支援者からも取り上げて頂く要望も頂いていた為、現在次回の「一般質問」の大項目にも盛り込んで行く事を予定しております。
今後もホームページにも掲載し発信して参ります